どうということもない覚え書き。

日々の徒然。主に読んだ本とか。

うーん

イラク邦人拘束特集(アサヒ・コム)
イラク邦人拘束特集(MSN-Mainichiインタラクティブ)
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」を地で行く展開ですね。
いくら3人が現地の人々のために頑張っているとはいえ、「USAに協力する日本という国家の国民」だからというだけで拘束されてしまっているのですから。
「USAは敵、故にUSAに協力する日本も敵、だから日本人は皆敵だ」という発想。


USAのやっていることは決して誉められたものではありませんが、テロ集団も似たり寄ったりだと思うですよ。
「USA嫌い!イラクから出て行け!」と主張するのはともかく、ではUSA(をはじめとする諸外国)が撤退した後イラクという国家をどのように建て直していくのか(もしくは解体して別の国家を作るのか)。
人々の生活をどう向上させていくのか。
そういった展望がまるで見受けられないのですよね。
その位の展望と手段(資金調達とか、ネゴとかコネとか)は持っていてしかるべきかと。
そういったものが何もないのであれば、現地の人々にとっても(精神面はともかく)物理的なメリットが何もないのではないですか?
どうせならUSAを徹底的に利用して、生活を向上させる位のことはやってほしいものですね。
でもってUSAも(そしてそれを支持した日本も)広げた大風呂敷きはきちんと始末しろ、という感じ(ソマリアのようになったら泣くに泣けません)。
この事件、(御家族の方々には申し訳ないのですが)単純に自衛隊を撤退させるだけでは収拾がつかないと思われます。
今はただ、無事に3人が救出されることを願うばかりです。