どうということもない覚え書き。

日々の徒然。主に読んだ本とか。

今週の読了本

小説・落第忍者乱太郎ドクタケ忍者隊最強の軍師

小説・落第忍者乱太郎ドクタケ忍者隊最強の軍師

学生時代からはまったり離れたりしながら原作は全部読んでいます。
小説自体はどうもミュージカル(ミュンたま)風味だったようですが。
昔からずっと土井先生スキーだったので、この小説版も堪能させていただきました。
以下、ネタバレにつきたたみます。
原作50巻で、今まで裏設定扱いだった土井先生の生い立ち(地方豪族の生まれだったが、敵の襲撃で家族を失った)や「土井先生が任務に失敗したことが山田一家との出会いのきっかけ」という設定が明らかになりました。忍術学園の教師になったのも、おそらく山田一家と出会ったことがきっかけなのでしょう。
今回の事件で記憶を失った土井先生は、恐ろしく怜悧で感情のない(少なくとも見せない)ドクタケ軍師になってしまいます。
どこまで記憶が飛んだかにもよりますが、教師としての彼の性格気質は後天的に形成されたものなのだろうかと考えてしまいました。
後天的なストッパーが外れて、技術と知略だけが突出…ってそりゃ怖いですよ。
タソガレドキじゃなくても消しに行きますね。どんなに犠牲を払おうとも、生かしておくとそれ以上に犠牲が出かねませんし。最悪、ドクタケももてあましてドクタケ自身の手で消される可能性もなくはない。
しかしながら、それをも上回るのが神経性胃炎だったというのが笑えますが。
そして、記憶がなくとも練り物は嫌いなんだな(爆笑)!

でもって今回は6年生も活躍。
今回は伊作の不幸体質が珍しく発動せず。
長次が感情的になる場面が比較的多かったように思われるのですが、やはりきり丸を気にかけてのことなのでしょうか。
でもって忘れちゃいけない山田先生。
土井先生メインということになっていますが、影の主役は山田先生といっても過言ではないかと。
最近伝子さんしか見ていなかった様な気がしますが、さすがは元戦忍。

ということで、次があるなら大木野村その他含めて教師ズメインの話を強く希望します。