どうということもない覚え書き。

日々の徒然。主に読んだ本とか。

本日の読了本

黒と茶の幻想 (上) (講談社文庫)
黒と茶の幻想 (下) (講談社文庫)
恩田陸講談社文庫)
4月に買って積んでおいたものをようやく読了。
久々のヒットでした。
このままいけば年末のベストミステリに堂々ランクインしそうですね。
よく実家から忘れずに持ち込んだものだとちょっと自画自賛
ここからネタバレ↓
回想で麦海の憂理が登場するのですが、成長しても色々と難儀な人生だったのですね。
麦海でも結構損な役回りだったように思いますが、黒茶でも報われないというか。
蒔生が結構「ヤな奴(憂理曰く『人でなし』)」だったもので、節子の章(特に蒔生をどつくシーン)は読んでいてかなりすっきりしました。
3人はいい友人を持ったよな…。
続編はなさげな気がしますが、50代の黒茶も読んでみたいです。
できれば自分自身もそういう年代になった頃に。