どうということもない覚え書き。

日々の徒然。主に読んだ本とか。

唖然呆然。

τになるまで待って (講談社ノベルス)森博嗣講談社ノベルス
えーと…オチには愕然としました。
以下、ネタバレめいた感想をば。
5月の読書会で「殺人なんてどうでもいい」という某作品の話が出ましたが、これはどちらかといえば「犯人なんかはどうでもいい」という話。
ハウダニットといいましょうか、結局最後まで犯人の名前は明かされませんでしたね(結局、直前で帰ったあの人?)。
事件自体も次編に続くかな、といった感がしました。
という訳で、読後も少し消化不良な感じです。
(異界移動や密室状態の構築トリックは解明されているのですけどね)
前作あたりから、MNIだのあの人だの、Vシリーズや四季シリーズで見慣れた名前が見え隠れし始めました。
このシリーズでは一体何を実験しているのでしょうか…。