どうということもない覚え書き。

日々の徒然。主に読んだ本とか。

大誘拐

大誘拐―天藤真推理小説全集〈9〉 (創元推理文庫)天藤真創元推理文庫
以前から気になっていた作品ですが、非常に面白く読めました。
誘拐されたはずのおばあさんが、警察どころか犯人をも手玉にとって誘拐劇を演出してみせるという筋書きもさることながら、犯人チーム(ここではあえてそう呼びますが)と警察の頭脳戦もどきどきものです。
意表をつくトリックで追跡を逃れていく手口はさすが。
通勤電車の中で読んでいたのですが、後半はページをめくる手が止まりませんでした。
こちらを後に取っておいてよかったです^^;