どうということもない覚え書き。

日々の徒然。主に読んだ本とか。

観てきました。

昨日は相方氏と一緒に姑獲鳥の夏を観てきました。
配役発表の時には、かなり不安を抱いたものでしたが、意外と忠実に原作を映像化した感を受けました。
光(というか照明)の使い方が舞台のそれを感じさせて、それは結構面白い演出だと思いました。
以下、ネタバレ感想。

  • 芸達者な人だな。

京極堂の常連客役で作者御大が出演していたとは(あ然)。
しかもエンドロールの表示にびっくり。
なんで片手なんだろうと思っていたらそういうオチだったんですかい。

  • 榎木津と木場。

今回のキャスティングで一番心配だったのがこの二人だったのですが、意外とはまってました。
ただし、木場は次作(作られれば)では重要なキーパーソンになるので、そこでこそ真価を試されるのでしょうね。

  • 原澤氏。

原作では単に不幸な被害者(父親)でしたが、映画では結構出張ってきます。
クライマックスシーンが何故(雷雨の中ではなく)火事の炎をバックにするのかとおもっていたのですが、彼の行動が引き金になっていたんですね。


事務長のアレとかがカットされていたのが意外でしたが、そこはどうなんだろうかな、と。
あとはクライマックスシーンでの関口のあの台詞とか(個人的には割と好きだったのですが)。
そこまで忠実に再現しようとなれば2時間じゃすみませんからね。
最近の「原作つき」映画の中では原作ファンもそれなりに納得できる映画だったのでは。
さて、来夏はあの「笑う大天使」の公開が控えております。
映画紹介を読む限りでは、盛大に地雷臭がするのですが…どうなんでしょう…。